一般的には刈り込みの多いマキですが、草土舎では基本的にマキは刈り込みません。現場によって手入れの方法は変わりますが主に木鋏と手を使った作業になります。

写真は毎年夏の暑いときに行っている、お客様のマキの手入れ。時間もかかり、とにかく手の込んだ作業の賜物です。一般的なマツの手入れと同じように、ほとんどが手を使った作業になります。

我慢の作業のため、セミが肩に乗って鳴くほど。この手入れをしているマキに出会うの は、普通に街中を歩いていたら、今や皆無に等しいのではないでしょうか。草土舎でもこの方法で手入れをしているお宅は今やこの一軒のみです。作業中も通った植木屋さんがトラックから覗いていくほどの珍しさ。

なかなか、このパラっとした雰囲気を写真で表現するのが難しいのですが、作業後は風通しもよく、涼しげな観が晩夏に似合います。